【自社架装】フルフラット荷台の積載車を自社架装しました。

ミカサ貿易自社架装シリーズ第3段はフルフラット積載車です。(2つ目はあまり面白くなかったのでブログ書きません)住宅地の引取が多い弊社、荷台長が5.7もあると長すぎて大変です。 今回は荷台の長さが5mの積載車を製作します。70cmの違いでそんなに変わるんですか?という話ですが、リアタイヤの後側が70cm短くなるので、運転はかなり楽になります。 今回はクレーンも何も付いていない、ただの平トラックをベースに製作します。PTOというエンジンから荷台を動かすためのパワーを取り出す機構も無いので、ミッションに取り出し口をつける必要もあります。 という訳で、今回はいきなり荷台を吊るところからスタートです。フルフラット荷台は重いですね・・・ 荷台を乗せたら、次はミッションにPTOポンプを取り付けていきます。走行のために必要なパワーを荷台を動かす力に変換できます。便利ですね。 今回は3台目ということもあってすんなり完成しました。 キャンターの各年式のミッションの違いなど、新たな知見も得られました。ワイヤー式PTOをバキューム式PTOに切り替えるなど、いろいろなチャレンジがありました。その辺りはまたそのうち・・・

【自社架装】簡易式クレーン搭載のスライド積載車を自社架装しました。

足回りが破損・欠品している廃車や事故車を買取するために簡易式クレーン(いわゆるユニック)付の積載車が必要になったため、自社で架装に挑戦しました。 こちらが元の姿です。 三菱ふそう・キャンター PA-FE83DGN通称ジェネレーションキャンターですね。 PA-というのが排ガス規制の基準を表し、FE→キャンター2軸8→世代・ワイド幅3→独立懸架ではなく通常の前サスD→搭載エンジンG→ホイールベース3800mmN→荷重強化仕様(総重量7.5t)ということを表します。  これがFE82になると独立懸架サスペンションになったり、DGYになると総重量8t仕様であることを表します。 という話は置いておいて、早速荷台を取外し、クレーンで吊ります。 ボルトを外せばこの通り! 荷台が取り外され、骨組みだけの状態になりました。この状態をトンボと呼ぶそうです。確かに似てるかも・・・ 今回はスライド機構付きの荷台を搭載するので、干渉するところをカットしました。 なんとかスペアタイヤ装着部は残せましたね。 その後、荷台を搭載した姿がこちら。ここから油圧ホースをクレーンのユニットに装着すればほぼ完成です。 こちらが完成した姿。足回りが壊れてしまった車両はクレーンで吊って、自走できる車両は荷台を降ろして積込出来ます。便利ですね。