足回りが破損・欠品している廃車や事故車を買取するために
簡易式クレーン(いわゆるユニック)付の積載車が必要になったため、
自社で架装に挑戦しました。

こちらが元の姿です。
三菱ふそう・キャンター PA-FE83DGN
通称ジェネレーションキャンターですね。
PA-というのが排ガス規制の基準を表し、
FE→キャンター2軸
8→世代・ワイド幅
3→独立懸架ではなく通常の前サス
D→搭載エンジン
G→ホイールベース3800mm
N→荷重強化仕様(総重量7.5t)
ということを表します。
これがFE82になると独立懸架サスペンションになったり、
DGYになると総重量8t仕様であることを表します。
という話は置いておいて、早速荷台を取外し、クレーンで吊ります。

ボルトを外せばこの通り!
荷台が取り外され、骨組みだけの状態になりました。
この状態をトンボと呼ぶそうです。確かに似てるかも・・・

今回はスライド機構付きの荷台を搭載するので、干渉するところをカットしました。
なんとかスペアタイヤ装着部は残せましたね。

その後、荷台を搭載した姿がこちら。
ここから油圧ホースをクレーンのユニットに装着すればほぼ完成です。

こちらが完成した姿。足回りが壊れてしまった車両はクレーンで吊って、
自走できる車両は荷台を降ろして積込出来ます。便利ですね。