【鈴鹿4耐】装備にかかる費用

 

鈴鹿4耐 出場にかかる費用の続編です!

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今回は「装備代」がテーマ。

“装備”と聞くとライダーのヘルメットやレーシングスーツのイメージが強いですが、

給油作業のある4耐では、給油要員の装備も必要です。

 

これから述べるのは、あくまで「レギュレーション上、出場するのに必要な装備」に

かかる費用ですので、今回も参考程度に読んでいただければ幸いです(;^_^A

 

【ライダーの装備】

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鈴鹿4耐の車検時にチェックされるライダーの装備品は以下の通りです:

・ヘルメット

・ヘルメットリムーバー

・レーシングスーツ

・胸部プロテクション

・脊柱プロテクション

・ブーツ

・グローブ

・エアバック機能付きウェア(装着するライダーのみ)

 

最後のエアバック以外、全て最低1セット必要です💡

耐久レースだからといって、レギュレーション上、追加で必要になるライダーの装備はありません。

 

上記の装備の中でも、ヘルメットとレーシングスーツは、MFJが公認したものでなければなりません。

※海外からの参戦ライダーは、参戦ライダーの母国の安全基準を 満たす装備であれば使用できます。

 

その他の装備品については、「MFJ国内競技規則 付則4 ロードレース競技規則 10」に

記載されている基準をクリアしているものであれば、OKです。

 

ミカサ貿易が知っている中で、一番安く装備を揃える方法は、やはり・・・

 

BERiK レーシングスーツ10万円セット(税抜)!

http://bosco-moto.com/bosco-moto/store/html/products/list.php?category_id=254

 

レーシングスーツ・ブーツ・グローブ・インナー・チェストプロテクター・バックプロテクターが

6点揃って10万円は破格です(◎_◎;)

 

これにヘルメットとヘルメットリムーバーを買い足せば、装備的には4耐に出場できます。

 

ヘルメットはメーカーやモデルにもよりますが、3~5万円あればMFJ公認のものを購入できます。

ヘルメットリムーバーも2,000円くらいなので、予備を考えなければ、合計で15万円ほど!

 

最低ライダー2名の登録が必要なので、単純計算(×2)で30万円!

 

もちろん、お下がりを貰ったり、中古装備を購入すればもっと安くすることはできますが、

転倒時にライダーを守ってくれるのは装備だということはお忘れなく!!

 

 

【給油要員の装備】

4耐では、給油に携わる全員が眼の保護具、適切な防火服、耐火グローブを着用することが義務付けれらています。

Micasa Racing の場合、給油装置係・給油補助係・消火器係の3名が給油に携わっていたので、

装備は3名分必要でした。

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それぞれの装備について、詳しく見ていきましょう。

 

① 眼の保護具

「2019 鈴鹿サーキット 耐久レース共通規則書 第9章 第 23 条 レース中における燃料補給 23-13」によると、

眼の保護具とは、

・シールド付きフルフェイスヘルメット(必ずシールドを下ろして使用)、もしくは

・ゴーグル(モトクロス用やスキー用はOK。サングラス等の眼鏡タイプはNG)

 

ゴーグルは、1つ300円ほどでホームセンターで購入できます。3つ購入して、1,000円ほど。

給油要員が普段からフルフェイスヘルメットを被っているのであれば、それを利用することもできます。

今年のMicasa Racingは、2人ゴーグル、1人ヘルメットでした。(去年は全員ヘルメット)

 

② 防火服

同じく規則書によると、適切な防火服とは、

・ノーメックス製あるいはそれと同等以上の防炎加工を施してある長袖・長ズボンの服(4輪用レーシングスーツや耐火型作業ツナギ等)

・コットン100%の燃料補給作業着に防水スプレー類で処理したもの(※最低限!)

 

コットン100%の作業用ツナギは、ホームセンターで1着3,000円ほどで購入できます。

防水スプレーも300円あれば入手できるので、合計5,000円以内におさまります。

 

Micasa Racingの作業着はコーナンで買いました👀

 

③ グローブ

同じく規則書によると、グローブは、

・最低限革製(ノーメックス製、又はそれと同等以上の耐火性能を持つものが望ましい)

※ライダー用グローブ・作業用軍手は禁止

 

Micasa Racingは2年連続で豚皮手袋です。

コーナンとビバホームで購入しましたが、500円しなかったと思うので、

3人分で1,500円とします👍

 

というわけで、

給油要員の装備代合計は・・・7,500円!

ノーメックス製のもので揃えようとすると、2桁は変わると思います(;’∀’)💦

 

 

【まとめ】

レギュレーション上、4耐に出場するために必要な装備品代は・・・

ライダー2名が30万円ほど。

給油要員3名が1万円ほど。

 

1チームあたり合計:¥310,000-

 

もっとお金をかけているチームや、メーカーのサポートで全て揃うチームなど、様々だと思いますが、

リアルに”最低限”鈴鹿4耐に出場するのに必要な装備代はこれくらいです。

 

 

【おまけ】

宮下選手の装備代を定価で計算してみました!

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<4耐で使用した装備>

ヘルメット:OGK Kabuto RT-33 SIGNAL(¥42,000)

ヘルメットリムーバー:RS TAICHI RSC001 ヘルメット リムーバー(¥2,000)

レーシングスーツ:KUSHITANI K-0080XX ARISE SUIT(¥300,000)+ワッペン代他(¥100,000)

グローブ:KUSHITANI K-5188 GPR GLOVES 6-1.1(¥30,000)

胸部プロテクション:RS TAICHI NXV011 フレックス チェストプロテクター(¥6,000)

脊髄プロテクション:KUSHITANI K-4087 RACING BACK PROTECTOR(¥9,200)

ブーツ:alpinestars SUPERTECH-R(¥69,800)

 

合計:¥559,000(定価・税別)

 

定価で宮下選手の装備を揃えると、これくらいかかります。

 

実際は色んな方のお力添えもあり、定価で購入しているものはありませんが、

それでも気軽に出せる金額ではありません。

 

ただ、

ライダーの命を守る装備・・・ケチるわけにはいきません!🙅

 

 

以上、今回は4耐出場にかかる費用の「装備代」についてご紹介しました✨

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