【鈴鹿4耐】エントリーにかかる費用

 

FIM EWC 鈴鹿8時間耐久ロードレースという大イベントの前日に開催される

鈴鹿4時間耐久ロードレース<ST600>🏁

 

2017年から準国際格式として改められたことで、国際ライダーや海外からの参戦が増え、

最近では海外からも注目されるレースの1つです。

 

出場するのに一体いくらかかるんだろう?と気になる方も多いはず👀

 

そこで知識ゼロ、人脈ゼロからスタートしたチームだからこそ知っている、

素人が4耐に出るまでにかかったリアルな費用についてご説明していきたいと思います。

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今回は「エントリーにかかる費用」です。

 

【4耐のエントリー費】

 

まずはエントリーの申請費用です。

 

8耐ウィーク中の5日間あまりを鈴鹿の内側で過ごすことができ、メディアに注目されながら

フルコースを2人で4時間も走行。そのままチームメンバーと8耐の観戦までできる・・・

っという、もともとツーリングライダーだった者からすると夢のようなレースイベント。

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エントリー費は、なんと 1チーム ¥43,200-(税込)!!

(※2019年鈴鹿4耐)

 

意外と安いんです(・ω・)

 

3年前の鈴鹿8耐観戦中に「この値段なら出れる!」と後先考えずスタートしたのが

㈱ミカサ貿易レーシングチームでした。

 

 

【4耐のエントリー資格代(ライダー・ピットクルーのライセンス代)】

 

レースに出場するライダーはもちろん、サポートするピットクルーもレギュレーションで

定められた資格を有していなければいけません。

 

資格が無ければエントリーできませんので、

こちらもエントリー費の一部として今回ご紹介します。

 

<ライダー>

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★4耐出場に必要なライセンス:MFJ ロードレース競技 国内 / 国際ライセンス or FIMライセンス

★実質必要なライセンス:SMSC 2輪ライセンス

 

MFJ、SMSCライセンスの取得費用と1年分の年会費を足すと、

・SMSC 2輪ライセンス初回登録料・・・32,100円

・SMSC年会費・・・11,700円

・MS共済会会費・・・10,000円

・レーシングスクール料・・・11,000円

・MFJフレッシュマンライセンス*申請料・・・10,350円

→ 合計:¥75,150

(※価格は年度によって変わります。)

(※鈴鹿サーキットを3時間走ってから国内ライセンスを申請して、MFJフレッシュマンを飛ばすことも出来ます。)

 

ライセンスをゲットするだけで、これだけかかると思うと高いですよね。

 

しかも、これで終わりではないんです。

 

2019 鈴鹿4時間耐久ロードレース 特別規則書によると、4耐に出場するには、

① MFJの「国内・国際」ライセンス or FIMライセンスと、

② 昨シーズン以降に最低1回はMFJ公認競技会又はMFJ承認競技会に出場したという実績

が必要です。

 

MFJ国内ライセンスへの昇格方法は複数ありますが、その中でも簡単なのが、

MFJ公認サーキットを3時間走行し、その証明印の押された申請書をMFJへ郵送するというやり方。

 

鈴鹿の場合、フルコースのスポーツ走行は1枠30分なので、単純に6枠分。

現在鈴鹿サーキットでは月毎にシーズン料金(¥3,300~3,600)が適用されるので、

オンシーズンに6枠走った場合、¥21,600かかります。

国内ライセンスの追加料金¥3,000も生じるので、昇格にかかるのは¥25,000ほど。

 

ちなみに「3時間走行」ですが、実際に走行時間を計測しているわけではないので、

1周でも走っていれば30分走ったことになります💡

 

最後に、「MFJ公認競技会への出場実績」。

鈴鹿だと、サンデーロードレースやモトチャレ!!がこれに該当します。

「出場実績」なので、予選で1周でもタイム計測されていたら、予選落ちでも4耐への出場資格はゲットできます👍

 

サンデーロードレースのエントリー費 ¥28,000(税込)でライダーのライセンス取得費用を計算すると、

一人¥128,150!

二人だと¥256,300!

補欠ライダーもプラスすると¥384,450!(◎_◎;)

 

軽い気持ちで始められる金額ではありませんね…。

 

若者のモータースポーツ離れに拍車がかかりそうなので、一応フォローですが、

ライセンス代の大半は保険料です。

 

例えば、走行中にガードレールやウレタンバリアを破壊しても、SMSC会員ならお咎めなし

※ちなみに、保険無しでサーキットのガードレールを破壊すると大体3万円くらい、

ウレタンバリアは10~20万円くらいします(カバーだけなら5万円くらい)

 

備品の破損以外にも、サーキット内で怪我をして通院した場合も保険が適用されるので、

もしもの時に本当に助かります🏥✨

 

<ピットクルー>

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4耐のピットクルーは1~5名まで登録することができ、最低1名は必須です。

 

登録するには、当該年度有効な MFJ ピットクルーライセンスを所持している必要があり、

ライセンス代は年間1万円ほど。

 

ピットクルーは別途「鈴鹿・もてぎ共済会」への暫定加入も必要なので、一人当たり¥500も計算に入れます。

 

5人登録した場合、ピットクルーのライセンス代はざっくり¥52,500

 

 

【まとめ】

 

というわけで、4耐に書類上エントリーするのにかかる費用の合計は、

全員ライセンス所持者だった場合、たったの¥43,200です!

 

ライセンスを全員取得する場合、¥352,000~480,150くらいはかかるとお考えください。

 

マシンや工具、備品、パーツ、装備代、その他経費については、別途ご紹介させていただきます。

 

鈴鹿4耐に出てみたい!という方の参考になれば嬉しいのですが…💓

 

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